レッスン「US版 Golf Digest」と契約する有名プロのゴルフレッスン

「ティーの高さ」と「芝の状態」をなめてはいけない!

飛距離の条件はそろってる? 

最適なティーの高さとは? ティーの高さは状況次第

常にティーの高さが同じになるようにデザインされたティーを見るようになった。しかし最適なティーの高さとは、打ちたいショットによるし、プレーするコンディションにも左右される。

私のティーの高さは、穏やかな日でフェアウェイがソフトであれば高い。高弾道でバックスピンが少ないショットが打てるからだ。私のドライバーのロフト角は10度だが、それはスイートスポット周辺。そこから1/2インチ高い部分のロフト角は12.6度あり、逆に1/2インチ低い部分のそれは7.4度しかない。ティーを高くすると、アッパー気味にスイングすることになり、クラブフェースの上部でボールをとらえる可能性も高くなる。高弾道でスピンが足りず飛距離は落ちる。しかしスピン量が少なければ、ランを稼げることにもなる。

逆に風が吹いている時は、ティーを低くし、木よりも低い弾道で攻めるようにしている。ティーを低めにすることでやや打ち込むようなスイングになり、クラブフェースの下側でインパクトすることになるのだ。こうするとショットは低弾道でスピン量は多くなる。低弾道のショットなら風の影響を受けにくいし、バックスピンが多いということはランも減るので地面に落ちてからのコントロールもラクになる。

気を付けて欲しいのは、ティーを高くし過ぎたり低くし過ぎたりしないこと。一番高くても、ドライバーのトップからボールが半分ほど出るくらいにし、一番低くても、ドライバーのトップよりもボールの最上部がやや上になるくらいにするべきだ。弾道とスピンのコントロールに一番影響を与えるのは、ボールを的確にショットすることであるということも覚えておこう。

長尺ドライバーは、キャリーを限界まで伸ばしスピン量を減らしてくれることは理解しているが、ティーショットする際に、正しい打ち方と間違った打ち方がある。まずダウンスイングの間に体重がどこにかかっているかに注目してみよう。ダウンスイングがスタートしたら、インパクトでドライバーを振り上げたくても、体重は前足の上に移動させるべきだ。ボールを高く上げようとして体重を後ろ側に残してしまうミスをよく目にするが、体重をしっかりフロントサイドに移し、クラブを振り上げるようにしよう。

ショーン・フォーリー
ゴルフダイジェスト誌のティーチングプロでオーランド郊外のコア・ゴルフ・ジュニア・アカデミーをベースにしている。

いかなる芝でも対応するためのガイド

芝にはあらゆるタイプのライがある。気候、芝の刈り込みなど諸条件により多種多様な為、ライを読み、ショット時のインパクトを予測することは極めて難しい。たいていの場合は芝の上でショットを打つのだから、あらゆるライを把握しておくことは必須と言えるだろう。ライを読み取れるかどうかだけで、5打縮めることが出来るとしたら、利用しない手はないのではないだろうか?そこで、我々はアメリカゴルフコース管理協会会長のパット・フィンレン氏、PGAツアーで優勝しピンのクラブデザイナーへと転身したマイク・ニコレッテ氏、テーラーメイドのR&D副部長のブレット・ウォール氏にアドバイスを求めた。
ジェフ・パターソン

1、タイトなフェアウェイ 2、ウェットなフェアウェイ

しっかりと刈られた芝は、ボールを止める技術を持つプレーヤーにとっては最適。しかし、それ以外の選手にとってはミスショットを生みやすい。

予測される現象:スイートスポットに当てられず、低弾道でスピンが少ないショットになりやすい。クラブフェースの芯を外してしまう、いわゆるトップ気味のショットになる傾向があるからだ。

対処法:スイートスポットでボールを捉える為、フェアウェイバンカーにいるイメージを持つ。まずはボールをしっかりとヒットさせることを心掛ける。


2、ウェットなフェアウェイ
濡れた道路を走行する車がハイドロプレーン現象を起こすのと同様に、雨や露はクラブフェースを滑らせ、通常、ボールをヒットする際に発生する摩擦が減少する。その結果、不規則なスピンがかかる。

予測される現象:飛ぶ方向、距離、スピンのコントロールが難しくなる。水分がクラブフェースを滑らせ、芝の水分が弾き飛び、ショットを予測不能にしやすい。

対処法:インパクト後のボールを予測する感覚が掴めるまでは無理をしない(例:常にグリーンの真ん中を狙うなど)。

3、フライヤー・ライ  4、深いラフ

セカンドショットなどで、普段よりもボールが飛ぶ時のライを指す。ボールが芝に埋もれ、ボール全体が見えない状態になっている場合に起こる。

予測される現象:スピンは少ないが弾道は高い。南部に生えるバミューダ芝、北部のブルーグラスで見られる傾向だが、イネ科シバ属の芝はフライヤーが頻発しやすい。

対処法:飛距離の出ないクラブを選択して転がす。6、7、8番アイアン(ロフト角と打ち出し角が鍵)が最もボールが飛びやすいので注意が必要。ウェッジを使う際は出すことだけに専念し、ヤードを稼ごうとしないことだ。

4
深いラフ

ボールが完全にライに埋もれている場合、芝の影響を受けずに出すのは困難。(ヘッドの)ブレードが芝に絡み、クラブとボールの間にある芝がインパクトの強さを弱める。

予測される現象:このライではボールを十分に捉えられず、また効果的なバックスピンもかけられない為、高く上げることも、遠くに飛ばすことも出来ない。クラブフェースのスピードを落とせば、ヘッドが芝に遮られ、ロフトも立ちやすい。

対処法:1、2番手大きいクラブを選択し、ややオープン気味に構える。そうすることで飛距離とロフト角の減少を抑えられる。グリーンに乗せられると思わないこと。(グリーンに)近づける意識だけを持つ。

5、フライパンのようなライ  6、フェスキュー

焼き尽くされたフライパンのようなライは、今後発達しない芝地で、非常に固い。

予測される現象:クラブのソールが地面に反発し、センターヒットは難しい。仮に良いショットを打てたと思っても、固い地面からの反発力がクラブシャフトを伝わってくるので、ナイスショットした実感が湧かない。

対処法:通常よりもボールを後ろよりにセットする。そして全英オープンスタイルのショット(ノックダウンでランを使う)を意識。またグリーン周りでは、バウンス角の少ないウェッジを使うと良い。フロップショットはお薦めしない。


6、フェスキュー
高く、束になっている芝の種類は300を超えると言われている。ゴルファーが頻繁に見ることができるのは、フェアウェイ、バンカー周辺に生えている類で、丈の高さが尋常ではない芝の中から自分のボールを見つけられるなど、言うは易し、行うは難しそのもの。ホーゼル付近まで芝が巻きつくような状況であれば、速いスイングも止まって見える。

予測される現象:出来るだけ短い芝に入れることがベスト。50ヤード以上飛ばそうとしたら、ものすごいミスを引き起こす。

対処法:(右打ちの場合は)右手に力を込め、短くクラブを握る。スティープに振り、フォロースルーは考えない方が良い。

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