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「俺の動きを真似するな!」 トレビノ親子の“真逆な”スイング

SWING SEQUENCE

「私のスイングを真似するプレーヤーは痛い目にあうだろう」

「私のスイングは天性(我流)のもので、私のスイングを真似するプレーヤーは痛い目にあうだろう」とリー・トレビノは常に言い続けてきた。だから自身の息子であるダニエルが3年前にゴルフを真剣に取り組もうとしたとき、トレビノは真っ先にダラスにいるティーチングプロ、ランディ・スミスに息子をあずけたのだという。結果、トレビノとは似ても似つかないスイングをダニエルは得ることができた。そんなトレビノ親子の真逆なスイングをみてみよう。

◆リー・トレビノ
現在73歳のトレビノは、メジャー6勝を達成しPGAツアーでは29勝を記録。チャンピオンズツアーでも29勝を挙げ、現在も時折出場している。妻のクラウディアとダラスに在住しつつ、同地の3つのクラブとカリフォルニア州パーム・デザートのビッグ・ホーンGCでプレーしている。

◆ダニエル・トレビノ
南カリフォルニア大の2年生で経営学を専攻。現在は同大ゴルフ部入りを目指している。最終的なゴールはツアーでプレーすること。

父が殿堂入りしている理由が良くわかるよ

ベン・ホーガンいわく、リー・トレビノよりもボールをソリッドに打てるゴルファーはいないし、正確に打てるのも極わずかだという。ではなぜ、トレビノは自分のスイングを、ゴルフを習得したいと願っている息子に教えることをためらったのだろうか。

トレビノは「確かに自分は良いプレーヤーだったし飛距離も出ていたこともある。しかしいくつかスイングに欠点もあった。今のツアーで戦うために必要な高弾道のショットを打つことはできなかったのだ。私のスイングは、私の身体では負担がかかる。決してロングアイアンも良くはなかったしね。ダニエルが大柄な選手と競い合いたいというのなら、私のような限界を感じてはいけないんだ」。

そしてトレビノはこう付け加えた。「ダニエルのスイングは、私のそれとは逆。私はフェード打ちだったが、彼はフッカー。彼の弾道は高いけど、私のは低い。彼のスイングは大きいが、私のスイングは小さく、今はより小さくなっている。またダニエルにはパワーがある。彼の身長は1m70cmだが、それでも290ヤードも飛ばす。アイアンショットなんて、本当に素晴らしいよ。しかし特筆すべきところは、パッションという周りには見えないものを彼が持っている点。これは教え込むことなどできないんだ」。

一方、ハンディ2だがダラスのアマチュア大会以外は競技の経験がないダニエルは、父トレビノのスイングを良く理解しているという。「52日間連続で一緒にプレーしたこともあるんだ。僕が半分くらい勝ったかな。父がチップインをしていなければ、もっと勝ったと思う。きっと父は、僕が話を聞かないことを責めるだろうね。彼が僕に何か話しかけて、それを僕が無視したら、僕は父が帰宅した時に父のトロフィーを磨かなくてはいけないんだ。たくさんあるトロフィーをね(笑)」。

「父の正確性は本当に素晴らしいんだ。特にウェッジがね。クリエイティブなショットと飛距離のコントロールという点では、レギュラーツアーの選手と引けを取らないよ。彼のショットはソリッドだし、インパクトへの入射角も美しい。ドライバーでもそうなんだ。父が殿堂入りしている理由が良くわかるよ」

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