レッスン「US版 Golf Digest」と契約する有名プロのゴルフレッスン

レッスン : 2013/01/10
ハンク・ヘイニーが「80台をマークする4つのカギ」を伝授!
ゴルフは難しいスポーツだ。ドライバー、ユーティリティ、アイアン、ボールと技術は進化しても、多くのプレーヤーは一度は90を切れたとしても、安定しないスコアに苦戦している。もし、あなたがそんなゴルファーだったら、時にやる気をなくすこともあるだろう。だが、たった「4つのカギ」を知るだけで、80台で回れるゴルファーに変身できるのだ。
「80台で回れるゴルファーと言われる方が、聞こえは良いはず」
永遠に90台を打つことを放棄する必要もないし、もっとパーやバーディを獲るために大幅にスイングを変える必要もない。次のフルスイング、バンカーショット、パッティングのシンプルなチップで、6打か8打くらいスコアアップするようにしよう。
これらのレッスンはとてもシンプルで、あなたのゴルフに簡単に導入できる。だから年明け最初のラウンドでも準備万端というわけだ。80台で回れるゴルファーと言われる方が、聞こえは良いはずだろう。
★HANK HANEY ハンク・ヘイニー
1955年、イリノイ州レイクフォレスト生まれ、シカゴ育ち。教えたツアープロは200人以上にのぼり、中でもマーク・オメーラとタイガー・ウッズのコーチを務めたことは特に有名。現在はサウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドで、ハンク・ヘイニー・ジュニアゴルフアカデミーを運営している。ハンク・ヘイニーは、米国ゴルフダイジェスト誌のティーチングプロ。
KEY Ⅰ:スイングプレーンを見つける
全てのゴルファーには、それぞれに理想的なスイングプレーンがある。それは体格やセットアップによる。そして、その理想的なスイングプレーでスイングすれば、クラブフェースはスクエアになり、ボールを芯でとらえ、アイアンショットでは適量のターフを獲ることができるのだ。
あなたにピッタリのスイングプレーンを見つけるには、野球のバットのようにドライバーを地面から浮かして振ると良い。一定した軌道でクラブが身体の周りを回転することを感じ取ることができるはずだ。そして腰を曲げ、ティーからボールが打てるくらいまでスイングの角度を変える。これがあなたのスイングプレーンだ。
KEY Ⅱ:ターンはしっかりと
身体を回転させるときは、両手と両腕を身体の前でキープすることが大切だ。上半身がターンした後でも両腕が身体の後ろで動いているようだと、パワーと正確性を損なうことになる。
安定した軸(脊柱)を中心に回転し、腰は折った状態にしておこう。たとえバックスイングが少ないと感じても、しっかりターンし下半身との捻じれを作るようにするのだ。すると、インパクトに向け、下半身が上半身の完全な巻き戻しを導くことになる。これで素晴らしいゴールである、コントロールされたパワーも生みだすことができるのだ。
KEY Ⅲ :バンカーショットでフィニッシュを作る
バンカーショットの目的は、脱出してグリーンにボールを乗せることだ。これを達成するには、ボールの後ろにある砂を打ち、それをまき散らすようにすることが必要だ。砂は大きな抵抗となり、多くのゴルファーは脱出させるために十分なスピードを出し切っていない。だから、そういったミスはしないようにしよう。
まずアドレスでフェースをやや開き、ウェッジのリーディングエッジが砂に刺さらないようにする。そして、フィニッシュまでスイングすることだけを考えて砂を打つのだ。フィニッシュは、後ろの足がつま先立ちで、ベルトのバックルは目標を向いている状態にする。砂の中でクラブヘッドをスライドさせれば、ボールは脱出するだろう。
KEY Ⅳ:パターは自然に
どんなゴルフスイングにおいても、ナチュラルな軌道は、バックスイングでインサイドに引かれ、インパクトではターゲットラインと並行に、そしてフォローで再びインサイドに戻る。パッティングの軌道は、その縮小版だ。プレーヤーはパターのフェースをコントロールすることに苦戦しており、フェースを操作しようとストローク軌道に沿わない人もいれば、インパクトに向けフェースを閉じる動きをする人もいる。
パターのストローク中は、手を叩くような動きに似せ、パターヘッドを自然に動かそう。これ以上のことはない。フェースは自然に動きに任せるべきだ。