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メジャー覇者が見せた“等身大”の自分

愛してくれ、そして愛し続けてくれ by J・ダフナー

ジェイソン・ダフナーは、大学1年で全米代表に選出されるなどアマチュア時代から数々のタイトルを獲得。プロ転向後は2012年に「チューリッヒクラシック」で念願の初勝利を飾ると、同年「HP バイロンネルソン選手権」で2勝目を挙げて自身初の「ライダーカップ」メンバー入りも果たしてブレイクした。2013年には「全米プロゴルフ選手権」を制し、メジャー初タイトルを獲得。一方、チャリティーイベントで見せた、壁際にもたれて座っている姿がtwitterで広まり“ダフナリング”ブームを巻き起こすなど、ユニークな存在感は異彩を放つ。そんな彼が人生の思い出や折に触れ思うことなどを、ありのままの素顔で語った。

ゴルフはやればやるほど魅力が分かる“孤独なゲーム”

多くのジュニアゴルファーにとって、ゴルフは孤独なゲームだ。いや、孤独な子供たちだからやるゲームと言ってもいいかもしれない。それに、ゴルフを始める子供たちは学校の人気者ではないことが多い。それが現実だ。高校のゴルフチームのエースは、大概の場合、アメフトチームの花形ポジション、クオーターバックほどの人気はない。
でも、ゴルフは自分と闘うゲームであり、やればやるほどその魅力が分かってくるもの。同じ35歳でも、ゴルフで大成した35歳の方が、既にアメフトを辞めてしまった元スター選手のクオーターバックよりも人生を謳歌している。
俺の母校であるフォートローダーデール(米フロリダ州)にあるセントトーマス・アクイナス高校の卒業20周年記念の同窓会が迫っていて、参加する予定だ。同級生の中で、自分の立場がどう変わっているのかを楽しみにしている。

俺は子供っぽいところがあって、クールな直筆サインを集めるのが大好きなんだ。ボー・ジャクソンがアメフトのショルダーパッドをつけて、バットを担いでいるサイン入りの写真とか、マイケル・ジョーダンがフリースローラインから飛んでダンクしたあの有名な写真のポスターには2012年ライダーカップの時に本人にサインをしてもらったんだ。
子供っぽいようだけど、決して大人げない振る舞いというわけではないんだ。なぜなら今の俺があるのは、彼らのおかげだから。子供の頃に憧れていた彼らがいなければ、俺は絶対にプロアスリートになっていなかった。彼らのおかげで苦しい練習にも耐えることができたし、彼らがいたから、より充実した人生を送ろうと思うことができた。サイン入りのポスターたちは、彼らへの「敬意」なんだ。

ジェイソン・ダフナーのスイングを作り上げたもの

俺は、フロリダ州南部で育った。90年代前半、ホンダクラシックが開催されていたウェストン・ヒルズで観たツアープロのスイングをマネしながらひたすらウィッフルボール*を打っていたんだ。
ある時、親父がケイマンボールを買ってきてくれた。どう頑張っても100ヤードも飛ばないボールだったけど、自分の目で見たプロ選手たちのスイングを再現した。俺のジョン・デーリーのスイングは豪快で無謀だった。フレッド・カプルスを真似たスイングはスムーズでテンポが良かった。機械的で正確性を求めたい時は、ニック・ファルドをマネした。でも、どのスイングよりも、ジェイソン・ダフナーのスイングが一番自分にしっくりきた。

*ウィッフルボール=本来は野球競技で使うボール。無数の穴があり、空気抵抗が多いためよく曲がり、飛ばない

俺は、フロリダのミニツアーで5、6年プレーをしていたけど、良い思い出として振り返ることはあっても、あの頃に戻りたいとは思わない。驚くようなことが何度も起きたんだ。ある時は、主催者が何試合か実施すると発表し、エントリーフィーの7,500ドルを支払って、いざ最初の試合会場に行ってみたら誰もいなかった。主催者が逃げたんだ。俺と同じようなやつが100人くらい集まっていたけど、誰一人として返金されることはなかったよ。
あの頃は、ちょっと変わった生活スタイルで、大学からの仲間が4人、一軒家を借りてどこにでもプレーしにいってた。いくらかは稼いでいたから、常に金に追われる生活ではなかったよ。でもあんな生活をずっと続けていくのは無理だった。

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