プレー&レッスン女性ゴルファーならではの悩みや疑問にこたえる特別レッスン

プレー&レッスン : 2014/03/27
アプローチのダフリとトップをなくすには?
グリーン手前までは順調にいっていたのに、アプローチで“ざっくり”が止まらなくなったり、砲台グリーンに乗せようとして“ホームラン”を打ってしまったりと、グリーン周りで何打も費やしてしまうことはありませんか? ラウンド中に出てしまう、アプローチのダフリとホームランのミスをなくして、スコアアップするためのレッスンをご紹介します!
ボールを目の当たりにしても、素振りを再現できるコツがあります!
素振りは上手くできても、いざボールを目の前にすると、イメージ通りの素振りが再現できずに、ボールの手前で“ざっくり”とダフってしまったり、砲台グリーンやバンカーなどでホームランを打って、ボールがグリーンの反対側まで行ってしまう“往復ビンタ”には、原因があります。イメージ通りの素振りを、本番でもうまく再現できるように、コツをつかんで、アプローチ上手なゴルファーになりましょう!
アプローチのコーチ
平野茂プロ
1973年生まれ、東京都出身
プロ野球選手を目指して高校と大学では野球部に在籍し、社会人野球を経験。その後ゴルフに転向して2007年にティーチングプロ資格を取得。今年、東京の五反田にオープンしたインドアレッスン施設「フラットフィールド・スクール・オブ・ゴルフ」の代表を務める。
ロフトで自然にボールは上がる!
ボールを上げようとする意識がミスの原因に
「ボールを上げたい」、「グリーンに届かせたい」という意識から、インパクトの際に上半身が後ろに流れてしまっているゴルファーをよく見かけます。ボールを上げる意識が強すぎて、自分の体が下がってしまうことで、クラブの落下点がボールよりも手前になり、ダフリのミスにつながります。
「自分の体を動かさない」という意識が強すぎると、インパクトの際に左肩が上がってしまい、トップしたり、パンチが入ったホームランのミスにつながります。
下の写真では、アドレス時(写真左)に比べて、インパクト時(写真右)の上半身が大きく後ろに倒れてしまっているようすがわかります。
正しいスイングは平行移動のイメージ
頭と肩の高さに注目して、正しいスイングのイメージを持ちましょう。最初に説明したようにボールを無理にすくい上げたり、自分が低くなるのではなく、肩をしっかりと回しながら、頭と肩の高さはアドレスの時とほぼ平行に移動するのが正しいスイングのイメージです。
ポイントは、肩をしっかり回す意識
アプローチもドライバーやアイアンのショットと基本は同じです。股関節で前傾し、背筋を軸に、肩をしっかりと回してスイングしましょう。ラウンド中に疲れてくると、アプローチのミスが出やすいのは、基本のスイングが再現できず、肩がしっかりと回っていないことが原因です。アプローチのミスが続いたときは、ラウンドの合間に、肩を回す動きを思い出してみるといいでしょう。
肩がしっかり回っていないと、ミスの原因に
ボールを上げようとして、すくい上げたり、左肩が上がってしまうスイングは、肩がしっかりと回っていないことがわかります。打ち終わった後、しっかりと左足に重心が乗っているのがポイントです。