ITPCはもちろん、スマホやタブレット、話題のウェアラブルデバイスなど、日々進化するIT情報をキャッチアップ。

IT : 2014/10/17
ウエアラブルで乃木坂46がゴルフをはじめる
10月15日から17日の3日間、東京ビッグサイトにて、企業向けICTソリューションの総合展示会“ITpro EXPO 2014”が開幕。初日のアリーナ会場でのイベントに、アイドルグループ“乃木坂46”のメンバーを迎えた“アイラブル★ゴルフ with 乃木坂46”が行われた。
人気アイドルグループ“乃木坂46”がイベントに参加!
最近話題のウエアラブル端末をわかりやすく紹介するセッションで、イベントに参加した“乃木坂46”のメンバーは、生駒里奈、秋元真夏、橋本奈々未、深川麻衣の4人。ゴルフスイングをチェックできるウエアラブル端末“Accessフルミエル”を使って、ティーチングプロの関雅史が分析結果を元に的確なアドバイスを行った。
今回参加した“乃木坂46”の4人は、ゴルフに関して全くの素人。関雅史からスタンスや、グリップの仕方などスイングの基礎を学んだ後、“フルミエル”を使って、一人ずつスイングチェックを行った。初体験のゴルフスイングに緊張がたえない様子だったが、自分のスイング軌道がすぐさま3次元で確認できることに感心していた。
イベントの最後に乃木坂46のメンバーは、「今日はゴルフとウエアラブル端末の技術を初めて体験したのですが、機械が苦手な私でも使うことができて便利だなあと思いました。またゴルフのスイングを初めてしたのですが、とても『スカッ』としました。若い人たちに、もっとゴルフが広まればいいのに」と、イベントを通じてゴルフとウエアラブル端末に興味を示していた。
そもそもウエアラブル端末ってなに?
“ウエアラブル端末”とは、身につけることができる情報端末のことを指し、『腕時計型』『着用型』『めがね型』『装着型』と大きく分けて4つのタイプがある。ウエアラブル端末を装着することで、運動量やカロリー摂取量など自身で体調管理することができるなど、健康、医療分野で導入されている。
近年、急速な発展を遂げている理由は、端末に使用するバッテリーの小型化・軽量化が進んだことと。また、通信速度やスマートフォンなどの普及により、データの連携表示が簡単にできるようになったことが大きい。
ウエアラブルの市場規模は、2011年は111万台だったが、2020年には604万台にまで成長するといわれており(MM総研の予測)、将来的には、めがね、腕時計、シャツ、靴、コンタクトレンズなど、全てがウエアラブル端末化されると予想されている。
あったら便利なゴルフのウエアラブル端末を考えてみた
ゴルフのウエアラブル端末といえば、GPS機能付きのコースナビ腕時計があるが、グリーンやハザードなど、目標物を見るだけでそこまでの距離がわかる、めがね型の距離測定器があれば便利なのかと思う。そう、例えるなら、アニメ『ドラゴンボール』に出てきた相手の戦闘力がわかるスカウターのようなもの。
またボールには発信機をつけて、林などに打ち込んでもすぐに見つけられるようになれば、右に左によくボールが曲がる筆者のようなゴルファーにとっては、ボールを探す手間が省けてさらに嬉しいことだろう。
近い将来、技術の進化によって、ゴルフクラブの性能向上だけでなく、ゴルファーのための便利なウエアラブル端末が出てくるのかもしれない。
取材・文・撮影・構成/宮田卓磨(編集部)
□