COURSE NAVI一度は訪れる価値のある感動のコースをピックアップ

隠れた名コース 北海道・後編

ゴルファーの技量を問うスコティッシュリンクス

ライオンコースが完成した頃、「英国リンクスをしらない日本人にはタフすぎるのでは?」という声が上がった。しかし、加藤俊輔は日本のゴルフを世界レベルに上げるにはこれくらいのコースが必要だと語ったという。

上級者が砂や水よりも恐れるグラスバンカー

ライオンコースはスコティッシュリンクスタイプのどんな要素を取り入れたのか。ひとつはサンドバンカーが少なく、グラスバンカーを多用している点。アベレージゴルファーにとっては水や砂は恐怖だが、プロや上級者はそれよりも芝が伸びたグラスバンカーを嫌がるもの。そんな要素をライオンコースで表現している。また、ブラインドショットのシチュエーションが多いのも特徴。ボールの軌道をイメージして、見えない目標に向かって打ち、成功した時の喜びは格別だ。加藤は世界の名コースにはそんな複雑なレイアウトが多くあることを知ってもらいたかったそうだ。

4H・Par3・264Y

4H・Par3・264Y

タテの距離感を要求する分断されたフェアウェイ

インコースに入ると、マウンドやグラスバンカーが連続し、フェアウェイが真横、斜めに分断されているパー4、パー5がある。アイルランドに多く見られるスタイルであり、英国の名コースを研究したジョージ・クランプがパインバレー設計で取り入れた手法だ。プレーヤーは、自分の飛距離を踏まえた上でルートを選択し、ハザードを越えていくのか手前に止めるのかを決断しなければならない。ティショットであろうとも、飛ばすだけでなくタテの距離感が重要になる。

8H・Par3・174Y

8H・Par3・174Y

それぞれが違う顔を持つパー3ホールは全てが名物

ライオンコースをプレーする際は、4つあるパー3に注目してもらいたい。4番ホールは平坦なグリーンがカルデラ状の火山脈に囲まれているレイアウト。グリーンはすり鉢状でボールが集まりやすいが、外周のマウンドに外せばブラインドのアプローチになる。ティショットは大きなキャリーボールで直接グリーンを狙わなければならない。8番はスコットランドの名コース、ノース・ベリックの16番(通称レダン)をモチーフにしている。世界一コピーされているホールだ。右手前から左奥へ長いグリーンを斜めに置き、左手前にはハザード。ピン位置によってクラブ選択が変わるなど戦略性の高いレイアウトだ。加藤俊輔は「コースはいつかプレーヤーに征服される運命にある」と語っている。攻め応えのあるライオンコースを征服してみてはどうだろうか。

16H・Par3・251Y

16H・Par3・251Y

10H・Par3・234Y

取材協力

北海道ゴルフ倶楽部
〒059-1275北海道苫小牧市錦岡440番地の1
TEL:0144-67-6811
3480Y(イーグル OUT)、3184Y(イーグル IN)
3340Y(ライオン OUT)、3722Y(ライオン IN)
イーグル=Par:72、ライオン=Par:72


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