COURSE NAVI一度は訪れる価値のある感動のコースをピックアップ

隠れた名コース 北海道・後編

セント・アンドリュースを感じさせる小樽CC旧コースの情景

ゴルフはスコットランドの羊飼いが手に持った棒でウサギの巣穴に小石を打ちこんだのがルーツとされている。海岸沿いにある小樽CC旧コースは牧場の土地を借りてスタートするなど、ゴルフ発祥の地に通じるエピソードがある。

ゴルフの本質を教えるレイアウト

現在の旧コースは9ホールを2週して18ホールとしている。開場当初、「練習場」だった名残なのか、旧コースはゴルフの本質を教えてくれるレイアウトだ。1番から4番、そして8番はグリーンが受けていたり、左右にバンカーを配置するなど「手前から攻める」ことを促す。5番は2打目地点からコースが絞られ、ゴルフがターゲットスポーツであることを感じさせ、6番は唯一のドッグレッグでティショットにもタテの距離感が必要と諭される。海岸沿いに続く右OBの7番はドローボールが有効になり、ティグラウンド右前の木がスタイミーになる9番はフェードボールを要求してくるといった具合だ。

6H,15H・Par5・487Y

6H,15H・Par5・487Y

開場当時にスコップを持ってプレーした理由とは?

旧コースができた頃は、プレーに行くときにスコップを持っていき、グリーンに穴を開けてカップを作っていた。牧場を“間借り”して作ったコースのため、そこら中に牛がいる。その牛が穴に足を踏み入れてケガをしないようにと、プレー後はホールを埋めて帰ったそうだ。牧場兼用のコース、そして海岸沿いに作られたリンクスコースという点は、ゴルフ発祥の地といわれるスコットランドのリンクスコースと通じる部分といえる。

2H,11H・Par3・139Y

2H,11H・Par3・139Y

日本ゴルフの父が感じたゴルフの原点

1929年、“日本ゴルフの父”といわれる大谷光明が小樽CC旧コースを訪れた時に、「セント・アンドリュースで牧童がガタパルトのボールを打って遊んだ時と全く同じ光景だったろう」と語ったという逸話も残っている。開場から90年近く経った今も、この地を訪れたプレーヤーは「ゴルフの原点」を見たような感動を覚えるに違いない。こちらは事前予約も可能だが、当日の天気を見てからプレーに行くこともできる。北海道を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってもらいたい。

1H,10H・Par4・355Y

1H,10H・Par4・355Y

3H,12H・Par4・3380Y

取材協力

小樽カントリー倶楽部 旧コース
〒047-0261北海道小樽市銭函3-177
TEL:0134-62-2511
9H:P36


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