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プレー&レッスン : 2014/11/06
あのポーズは何?『AimPoint』を体験レポート
グリーン上で指をかざしてラインを読む、こんなアダム・スコットの特徴的なポーズを見たことがある人もいるはず。『AimPoint』(エイムポイント)は、PGAツアーを中心に取り入れる選手が増えている最新のグリーンリーディング方法。そのエイムポイントの講習会が日本で行われると聞きつけて、GDO編集部のミーやんとゴルフライターのツルさんが生徒として参加。体験取材をしてきました。
そもそも『エイムポイント』とは?
エイムポイントは、もともとPCのソフトウェアの開発を行っていたアマチュアゴルファーのマーク・スウィーニーという人物が、グリーンの傾斜とボールの転がりの関係を科学的に計算してデータベース化したテクノロジー。それをもとに編み出したグリーンの読み方が総称して“エイムポイント”と呼ばれています。
海外ツアーでは、アダム・スコット、ステーシー・ルイス、リディア・コーなどのトッププロがエイムポイントを取り入れており、他にも採用する選手が続々増加中。そのトレンドは日本にもやってきていて、日本ツアーの男女プロにも採用する選手が出てきています。
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日本人の公認インストクターが
日本で『AimPoint』の講習会を開催!
今回、ミーやんとツルさんが参加したのは、10 月に大阪の枚方国際ゴルフ倶楽部で行われたエイムポイントの講習会。指導にあたったのは、エイムポイントのフルインストラクター資格を持つ石原健太郎プロ。1クラス2時間、三部制に分けられた講習会は、最新の理論に興味津々なアマチュアゴルファーたちで満員御礼の状態。ミーやんとツルさんは、講習内容の異なる2つのクラスに参加してきました。
石原健太郎プロ
【プロフィール】
いしはらけんたろう●法政大学ゴルフ部を経て、2001年からアジア各国のツアーを転戦。現在はシンガポールに在住し、自身も試合に出場しながら現地でレッスン活動を展開中。日本人で3人しかいないエイムポイントのフルインストラクター資格を取得しており、日本でもエイムポイントの普及活動を行っている。
エイムポイントを広めるために、
生徒から指導者へ転身
「私がエイムポイントのインストラクターになったのは、自分が実際に試合で使ってみて良かったからです。当初は私も講習会の生徒の一人だったのですが、これはぜひ指導者として世に広めるべきだと思い、エイムポイント社で指導スキルを学び、2014年に晴れてフルインストラクターの資格を取得することができました。
パッティングのスキルは、グリーン読み、距離感、方向性の3つの要素で構成されていますが、エイムポイントのスキルを身に付けておけば、そのうちのひとつを完全にクリアできるようになります。
エイムポイントでグリーンを読む方法は、プロもアマも同じです。誰でも2時間の講習を受けるだけで、プロが実践している正確なグリーン読みの方法を取得することができるようになりますよ」
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今回のエイムポイントの講習会は、大阪にあるゴルフスタジオ「ゴルフ・ラボ」とのコラボ企画。会場にはパッティングの解析マシン「パットラボ」も設置され、グリーンの読み方とストロークスキルの両面から、ゴルファーのパッティング技術向上をうながす企画となっていました。