ギア最新ギアの実力と魅力をあらゆる角度から分析してご紹介

アプローチでのスピン性能も文句ナシ

「TW-X」は、きちんと“飛んで止まる”

ウレタンカバーのボールは、グリーン周りでのスピンの掛けやすさも性能を判断するための重要なファクターとなる。天然芝の上から打つアプローチのヒューマンテストによって、「TW-X」のスピン性能とフィーリングを確かめた。

スピン系ボールとしては高性能!使うかどうかは個人の好み次第

ゴルフクラブにはSLEルールというフェース反発規制があるが、ゴルフボールにも同様に飛びすぎないためのいろんな規制が設けられている。各メーカーはそんな規制があるなかで、ルールに準じた“飛んで止まる”ボールを開発しているわけだ。各メーカーの企業努力と開発能力は本当に素晴らしくて、現代の高価格帯のスピン系ボールには、どのモデルにも“飛んで止まる”性能が備わっている。正直に言ってしまうと、すでに飛距離に関しては性能が上限にまで達していて、飛ばないボールはない。もっと言ってしまうと、飛距離性能はどれも似たり寄ったりなのだ。

前ページのロボット試打によって、「TW-X」はウレタンカバーを採用した低価格帯のボールながら、現代的な飛距離性能が備わっていることが分かった。安かろう悪かろうでは決してないということだ。

では、各社のスピン系ボールでどこに性能の違いが出るかというと、グリーン周りのスピン性能とフィーリングとなる。これはロボットではテストしようがないので、ゴルフライターのツルハラが、テストフィールドの天然芝の上からロボットテストと同じように他メーカーのボールとも打ち比べてみた。


試打したのは、グリーン周りからの30~70ヤード。「TW-X」の感想から先に言うと、スピン性能についてはまったく問題がなかった。ウレタンカバーらしいソフトな手応えがあるし、グリーン上ではきっちり止まってくれる性能だ。低く打ち出してラインを出しつつ、2バウンド目でスピンを効かせるような打ち方もできる。試打比較したボールのなかには、自分自身が普段使っているウレタンカバーのスピン系ボールもあったが、それと比べても「TW-X」のスピン性能は遜色ないレベルだったと付け加えておく。

余談ではあるが、同じスピン系でもボールのモデルによって、フェースに乗る時間が長く感じられたり、インパクトで重く感じるといったフィーリングの違いはでてくる。特にアプローチはゴルフでもデリケートな部分だから、自分が思ったとおりの距離感や球の高さを出せるフィーリングが得られるかどうかで使うモデルを選んだほうがいい。これはゴルファー個人の好みが大きく影響するところだ。

ちなみに今回比較試打したスピン系ボールのなかには、ちまたでは高評価されているモデルなのに、自分にはどうしてもしっくりこないものがあった。むしろ「TW-X」のほうが性能もフィーリングも良いと感じられた。けだし、ボール選びにブランドや価格は関係ないということだ。


知名度と信頼性が足りていないから、
「TW-X」はパフォーマンスと価格に注力した

本間ゴルフの「TW-X」は、他社のスピン系ボールと肩を並べるほど高性能だと分かった。しかし、1ダース3800円(+税)という低価格だと、どこか妙なところでコストダウンされているのではないかと少し心配にもなる。そこで単刀直入、本間ゴルフでボール企画を担当する土門 憲さんに聞いてみた。どうして「TW-X」はこんなにお買い得価格なの?

「ゴルファーがボールを選ぶときには、製品のパフォーマンスはもちろん、価格やメーカーへの信頼度を考慮していると思います。本間ゴルフでは以前からボールを作っていますが、ゴルファーからの認知度が低い。ゴルファーから信頼されるには実績が必要ですが、まだそれが足りていません。そこで『TW-X』は、製品のパフォーマンスと価格の2点に注力して企画開発したボールなんです」

確かに、たとえ性能が良くても、本間ゴルフのボールがツアーボールとして名を馳せる他メーカーのものと同じ価格で発売されていたら、よほど物好きなゴルファーでない限り、わざわざ本間ゴルフのボールを選ばない気がする。では、「TW-X」の場合は、どこかでコストカットしているのだろうか?

「サラリーマンのお小遣いは、8年前より1万円も下がっているという調査があります。ゴルフを楽しむためのオカネもそのぶん減ってきているんです。スピン系のボールには高価なイメージがありますが、もっと多くの人に高性能なスピン系ボールでゴルフを楽しんでほしいと純粋に願っています。価格を下げたのはそのためで、品質において特にコストカットしている部分はありません。安心して使ってください(笑)」

とのことだ。「TW-X」を開発するに至っては、とにかく飛距離性能を重視して、ディンプルが異なる4タイプを試作して独自に飛行テストを実施。もっとも飛距離を出しやすいタイプを製品化したそうだ。


ブランドを気にしない人にとっては、超が付くほど「TW-X」はお値打ち品

使うボールによって、ゴルフは大きく変わる。それにも関わらず、意外と自分が使うボールに無頓着なゴルファーも多い。もし本気で上達を望んでいるのなら、少なくとも同じ銘柄のボールを使い続けるべきだし、それに加えてプロのようなスピンを効かせたアプローチを打ちたい人には、ウレタンカバーのスピン系ボールは必需品だ。

これまで買いやすい価格帯のボールというと、アイオノマーカバーのいわゆるディスタンス系ボールしか選択肢がなかった。それが「TW-X」が登場したことで、状況が一変した。なぜか高価なモデルしか存在しなかったウレタンカバーのスピン系ボールが、「TW-X」によってゴルファーの手に届きやすくなったのだ。これでもう高価格帯のスピン系ボールが、モデルチェンジ前にマークダウンするまで購入を待つ必要もなくなる。「TW-X」なら、欲しいときにいつでも安価で手に入られる。その意義は、上達を願う世のゴルファーにとって、とても大きいものだと思う。




  1. 1
    プレー&レッスン
    2016/03/10

    パターのグリップでカップインの自信が超倍増!…

  2. 2
    ギア
    2014/12/25

    ゴルフクラブ簡単お手入れ法

  3. 3
    プレー&レッスン
    2014/11/06

    あのポーズは何?『AimPoint』を体験レ…

  4. 4
    ギア
    2019/11/01

    [PR]ズレない!腰部保護ベルト一体型ゴルフ…

  5. 5
    ギア
    2014/08/07

    残り1メートルが必ず入るパターは?

  6. 6
    プレー&レッスン
    2014/05/15

    練習場なら“ちょいスラ”でイイんです!

  7. 7
    ギア
    2014/08/14

    あなどれないぞ!『R』フレックス

  8. 8
    ギア
    2016/12/01

    “カチャカチャ機能”、本当に生かしきれてる?

  9. 9
    ギア
    2018/12/13

    [PR] 本間ゴルフの新ボール「TW-X」は…

  10. 10
    ギア
    2019/10/24

    [PR] 忍び寄る黒い影ー。その名もGOST