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ギア : 2014/04/17
二刀流でいこう!
ヘッド体積460cc、シャフト長46インチ前後が、王道のモデルになってきたドライバー市場。飛ばしだけを求めるならフルサイズだが、実際はティショットで方向性を重視したい場合もある。それならば、「ドライバーは1本!」という固定観念を捨て、3Wよりも安心感&安定感のある“2ndドライバー”をキャディバッグに入れる発想も、アリではないか!?
二極化が進むドライバー市場
現在のドライバー市場は、ヘッド体積460ccのフルサイズと、430~450cc前後のひとまわり小さなヘッドの二極化が進んでいる。
460ccヘッドは、球がバラつきやすい!?
ヘッド体積460ccフルサイズの魅力は、やっぱり飛距離だ。芯でとらえることができれば、自分のポテンシャルを最大限に引き出してくれる。しかし、その一方でひとまわり小さなヘッド(体積430~450cc)と比べると、球がバラつきやすいというデメリットがある。飛びを追及すれば、方向性を犠牲にしなければいけないわけだ。
固定概念を捨てよう!
フルサイズ&長尺を選択したプレーヤーは、方向性に悩む。また、小さいヘッド&短尺を選んだプレーヤーは、最大限の飛距離を諦めることとなる。しかし、「ドライバーは1本」という固定観念を捨てれば、双方のメリットだけを活かせるわけだ。
クラブフィッター鹿又氏に聞いた “小さめヘッド”のメリット
・つかまりがいい
・ミート率が上がる
・慣性モーメントが大きい
・フェアウェイキープ率がUPする!
「フェアウェイキープ率が上がりますよ」
「小さめヘッドは重心距離が短く、つかまりが良いのが特長。また、グッドショットとオフセンターヒット時の飛距離のバラつきが少ないのもメリットですね。それに、ヘッドが重めのモデルが多いため、フルサイズに比べて慣性モーメントが大きく方向性も確保できます。フェアウェイキープ率は間違いなく上がりますよ」。
(Profile)
鹿又芳典
ゴルフショップ マジックを主宰。豊富なギア知識と年間2,000本以上にも及ぶ試打経験を生かし、クラブフィッターとして数多くのゴルフ誌で活躍中。「HOT LIST JAPAN」特別審査員も務める