至高の温泉、ヴィラ、料理を堪能。これぞ究極の滞在型ゴルフ!  [榊原温泉ゴルフ倶楽部(三重県)]

写真:落合隆仁(グラン)
文:小澤裕介
取材協力:榊原温泉ゴルフ倶楽部

01 清少納言ゆかりの名湯・ななくりの湯

ゴルフ旅に出かけるなら、コースのクオリティにこだわるのはもちろん、温泉に浸かって素敵な部屋に泊まって、おいしい料理を食べたい! そんなゴルファーのわがままを叶えてくれるのが、三重県津市の榊原温泉ゴルフ倶楽部だ。まずは歴史と伝統あるこちらの温泉から紹介していこう。
清少納言『枕草子』に「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」という一節がある。有馬とはご存じ、兵庫県神戸市の有馬温泉、玉造とは島根県松江市の玉造温泉のこと。そして「ななくり」は、古くは七栗上村(ななくりかみむら)と呼ばれていた現在の榊原温泉付近を指す。この3つは今でも日本三名泉といわれている。

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02 美肌効果抜群! “つるすべ”の湯

榊原温泉GCの入り口付近には射山という神社があるが、平安時代はその近くに湯元があったそうだ。伊勢参りをする人々は参拝前にこの地を訪れて心身を清めるというのが当時の正式な参拝であり、帰りは長旅の疲れを癒した。また、江戸時代は湯治場として栄え、多くの人が訪れた記録が残されている。
そんな由緒ある名湯・榊原温泉は、無色透明でしっとりとした湯質が特徴。風呂上がりには肌がつるつるすべすべになることから、美肌の湯としても有名だ。榊原温泉GCはこの温泉を堪能できるのが目玉のひとつ。クラブハウスの浴場には男女ともに源泉かけ流しの露天風呂を設置しているほか、男湯は長さ10m以上の大浴場にジェットバス、サウナを完備。女湯にはこれに加えて檜風呂も用意され、心ゆくまで温泉を堪能できるのだ。

03 全室スイート仕様! 贅沢尽くしのヴィラ

美肌効果抜群のこの温泉、実はクラブハウスの大浴場だけでなく宿泊施設でも入浴できるというからありがたい。榊原温泉GCはクラブハウスの3階にもホテルタイプの部屋が用意されているが、今回オススメしたいのはコース内にある5棟のヴィラだ。
全室スイート仕様で、いずれもプライベート空間の露天風呂・源泉かけ流しの温泉が楽しめるという贅沢すぎる宿泊施設だ。中でもプレミアムスイートに位置づけされているのが「アルブル」というヴィラ。焼き杉を使用したダークブラウンの外壁はゴルフ場に溶け込み、木の温もりを感じる佇まいで心を和ませてくれる。ヴィラの扉を開けると、そこには天窓から光が注ぐ開放感溢れるリビングが広がっている。そして、その隣には十分な広さの畳のスペースが。和と洋を融合させたなんとも上品な空間だ。

04 リビングから一歩出ればスタートホール

リビングの隣には、ふかふかなベッドが用意された寝室。すぐ横には大きなクローゼットと大きな鏡のあるドレッサースペースが確保されており、女性ゴルファーに配慮した設計となっている。また、ヴィラ内にはトイレと洗面台がそれぞれ2台設置されているから、複数人でもストレスフリーで滞在できるのも嬉しい。
もうひとつ特筆すべきはそのロケーションだ。リビングと寝室につながるテラスは夏場にバーベキューができるスペースがあり、その目の前に10番ホールのティグラウンドを臨むことができる。リビングから一歩外に出ればスタートホール――。ゴルファーにとって、これほど贅沢なロケーションがあるだろうか。

05 ティーオフするゴルファーを見ながら朝食

ヴィラ宿泊者にはまだまだスペシャルなサービスがある。ヴィラの目の前に専用の駐車スペースが用意されているのもそのひとつ。車からヴィラへの移動や荷物の運搬がスムーズに行えるのだ。また、ヴィラに到着するとウェルカムフルーツで出迎えてくれるのも嬉しいサービスだ。
ヴィラ宿泊の際は「モーニングバスケット」をぜひ利用してもらいたい。こちらは別途料金(1人1000円・税別)だが、バスケットに入った朝食をヴィラまで運んでくれるのだ(和食、洋食の選択可)。リビングやテラスで朝食をとりながら、先にティーオフしていくゴルファーを見守りつつ10番ホールのマネジメントを考えてみる。こんなひと時を過ごせるのも榊原温泉GCのヴィラならではだ。

06 地産地消の新鮮食材に舌鼓を打つ

歴史と伝統の名湯、ラグジュアリーなヴィラに次いで紹介するのは料理だ。榊原温泉GCでは、主に地元でとれた四季折々の旬の食材を使用している。三重県は西側が山々に、東側が海に面しており、豊富な山の幸、海の幸を堪能できるのが魅力のひとつ。山の幸をもっとも味わえるメニューがバーニャカウダだろう。当日の朝、地元でとれた新鮮野菜が生け花のように丁寧に盛り付けされたこの料理。ひとつひとつをそのまま手に取ってかぶり付くと、まるでフルーツのように瑞々しい甘みが口の中いっぱいに広がるのだ。地元野菜だけあって、金時草や黒皮大根、紅水菜など、普段はあまり見かけない野菜が食べられるのも楽しみのひとつだ。
また、松坂牛や伊賀牛といった地元のブランド牛もぜひ味わっておきたいところ。松坂牛は全国的に名が知れているが、伊賀牛は流通量が少なく松坂牛ほどメジャーではない。しかし、脂身が少なくさっぱりとした味わいの伊賀牛は地元での人気は高い。こちらを訪れた際はぜひ食べておきたい逸品だ。

07 技を駆使してグレッグ・ノーマンに挑む!/ 3H Par4 297Y

温泉、宿泊施設、料理が一流ならコースを手掛けた設計家も一流だ。デザインしたのはホワイトシャークこと、グレッグ・ノーマン。そして東海地方のゴルフコースを数多く手掛けてきた名匠・小笹昭三だ。レイアウトの特徴はアップダウンやドッグレッグがあり、戦略性が高い点。例えば3番ホールは右サイドに大きな池がある右ドッグレッグのパー4。セオリー通りに左から攻める場合は、左右の球筋のブレが命取りになるのは当然だが、タテの距離感にも注意しなればいけない。距離が出るプレーヤーは突き抜けてしまう可能性があるのだ。セカンドショットはグリーンが池側(右サイド)に傾斜しているため注意が必要になるだろう。実はこのホールにはもうひとつのルートがある。池越えのワンオン狙いだ。レギュラーティからならキャリーで210yあれば池越えは可能。飛距離に自信のあるプレーヤーはぜひチャレンジしてもらいたい。

08 難攻不落の16番ショートホール / 16H Par3 184Y

インコースの名物は16番。谷越えのショートホールだ。谷から吹き込む風は渦を巻き、上空の風向きと異なることもしばしば。正確な風の読みが必要となる。また、グリーン形状も厄介だ。面が3つあり、中央から手前と奥に傾斜している砲台型のため、グリーン手前に外せば谷に向かって転がるし、右に外せばアゴの高いアリソンバンカーが待ち構えているのだ。15番まで調子良くプレーしていても、難攻不落の16番で大崩れし、上がり3ホールで躓いてしまうケースがあるかもしれない。しかし、泊まりのゴルフなら気持ちを落とさずにホールアウトできるはず。プレー後には良質な温泉、素敵なヴィラ、そしておいしい料理が待っているのだから。

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